借入の概要(使用用途)
私は、競馬を始めてから金遣いが荒くなりました。
自分の貯金は大したことがありませんでしたが、その貯金すら使い果たしてしまうようになったのです。
負け続けて、なけなしの貯金すらなくなったある日、絶対に勝てると確信できるレースがありました。
そのレースに勝てば、貯金も取り戻すことができるし、借りたお金も返すことができるはずです。
ブレーキの壊れた車のように暴走した私は、とうとう消費者金融からお金を借りて全額競馬につぎ込みました。大はずれでした。
借入金額と金利、返済期間
借入金額は410万円、金利は28パーセント、返済期間は2年です。
過払い金の金額
過払い金の金額は40万円でした。
過払い金請求をどうやって処理したか
借金をする以上は、支払い期限までに返済しないといけません。
ですが、手持ちのお金がない私は、どうすることもできません。
ガソリンの無い車をどうやって動かそうか考えているのと同じです。
ある日、私は別の貸金業者からお金を借りて返済に充てればとりあえずその場は凌ぐことができるだろうという危険な思考をしました。
ですが、それを繰り返すうちに借入先も闇金ぐらいしかなくなってしまったのです。
崖から落ちそうになっている私に手を差し出してくれる人はいない状態でした。最後の頼みは弁護士です。
ネットに広告を出していた弁護士におそるおそる相談をすると、過払い金が発生しているので請求することができると教えてくれました。過払い金で請求できそうな金額は、およそ40万円ぐらいでした。
全額の請求は難しくても、それくらいは請求できると自信を持って話していたのです。
私はもはやまな板の上の鯉ですので、弁護士さんに任せるしかなく、『それでやっていただけるならお願いします』と深々と頭を下げました。
4ヶ月が経過したある日、過払い金が戻ってくることが確定したという連絡をいただき、私は天にも昇るほど舞い上がりました。
過払い金請求をして良かった点
過払い金を請求して良かったことの一つは、返済が楽になり、生活も楽になったことです。
今まで毎月10万円ほどあった返済が、過払い金請求後は5万円で済んでいます。
返済額が半分になると、私の生活も少しだけ豊かになります。今までカップラーメン1個で済ませていた夕食も、白いご飯におかずを1品付けることができます。
借金をしている間に体重が9キロも落ちましたが、また少しずつ戻って来ました。
返済が楽になると毎日の気分が違います。まだ借金を返済し終わっていない段階でも、毎月数万円ほどの余裕があると、急に明るい未来が見え始めたのです。
長いトンネルの向こうの方に、わずかな光が見えてきたようで、自然に笑顔がこぼれます。
もうひとつ、過払い金請求をして良かったことは、無駄なお金を回収することができたことです。
私は、法律については詳しくなく、過払い金という言葉を聞いても、それが一体どういった物なのかは弁護士さんから説明を受けるまで知りませんでした。
しかし、それが本来払わなくてもいいお金だったと思うと、早めに気がついて良かったと思いました。窮地を救ってくれて、しかも過払い金について気づかせてくれた弁護士さんには感謝をしたいです。