ヤミ金から借りてしまった場合の問題解決への具体的フロー | 借金体験談

ヤミ金から借りてしまった場合の問題解決への具体的フロー

不安や恐怖に駆られず、まずは、落ち着いて冷静な判断力を取り戻そう

ヤミ金の取り立てに苦しんでいるという場合、まずあなたがやるべきことは、不安や恐怖に駆られず、落ち着いて冷静な判断力を取り戻すことです。

相手は存在自体が違法ですので、冷静になれば返す義務などないことに気づきます。それに気づいたら、ヤミ金問題に強い弁護士や司法書士に相談することも思い付くでしょう。

弁護士や司法書士に相談してから取り立てがストップするまで、以下のような流れで進みます。

まず、具体的な被害について調査があります。業者名、契約内容、取り立ての手口などのヒアリングを行います。

電話、メール、面談など相談方法はそれぞれですが、ヤミ金専門の事務所なら無料で相談に乗ってくれるところも多いです。

相談した弁護士(司法書士)に正式に依頼することになったら、契約書の内容を確認して受任契約を締結します。

その際、委任状も作成するのが一般的ですが、これによって相談者に代わって弁護士がヤミ金業者と直接交渉できるようになります。

交渉が始まればあとは早いです。

早ければ交渉開始のその日のうちに取り立てがストップするでしょう。

元金含め一切支払わないと合意が成立するとヤミ金問題は解決です。

ヤミ金業者は裁判になると勝ち目がないことを自覚しているので、法律の専門家に立ち向かおうとはしません。

もし仕返しが心配であれば、アフターフォローまでしっかりしてくれる弁護士事務所に依頼しましょう。

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ヤミ金から借りたお金は返さなければならないのか?

ヤミ金から借りたお金も個人再生できる?

ヤミ金から借りたお金は返済する必要ありません。

そもそもヤミ金業者は違法に貸し付けを行っているわけですから、取引自体が無効であり、任意整理や個人再生などをする必要がないのです。

消費者金融などからの借金を延滞したり返済しなかったりした時は、いわゆるブラックリストに登録され、以降、どの金融業者に頼んでもお金を貸してくれなくなります。

ブラックリストとは、正式には信用情報機関の債務情報のことですが、これには債務者の職業、年収、借入履歴、返済データなどの情報が登録されています。

貸金業者はこの情報を照会して、申し込んだ人がちゃんと返済してくれるかどうかを審査するため、過去に金融事故があると融資を断られるという仕組みです。

信用情報機関にアクセスできるのは正規の貸金業者だけです。

ヤミ金業者は違法な存在ですから、そもそも貸し付けを行う際に申込者の借入状況など気にしていません。

ただ、お金を貸し付けて取り立てできる対象を探しているだけなのです。

ヤミ金業者から借りたお金は、元金も金利もまったく返済する必要はありません。

ヤミ金業者は脅しや嫌がらせなどさまざまな方法で取り立てを行いますが、取引が正常でない以上、返済する義務がないのです。

返済や個人再生などを考えるより、早めに弁護士や司法書士に相談して解決しましょう。

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ヤミ金専門の弁護士の特徴

ヤミ金問題の解決はこんな弁護士に依頼しよう

ヤミ金問題の解決にはヤミ金専門の弁護士に相談しましょう。

弁護士と一口に言っても、債務問題、刑事訴訟、離婚問題、労働問題などすべての分野に精通しているというような人はほとんどいません。
分野を広げて手広く運営している弁護士事務所でも、在籍する弁護士の得意分野・専門分野には偏りがあるものですので、ヤミ金問題の解決は弁護士なら誰でもいいというわけにはいかないのです。

ヤミ金問題に実績の豊富な専門の弁護士を選びましょう。

依頼する弁護士を決める際にポイントとなるのは、まず、365日24時間対応していることです。

ヤミ金問題に苦しんでいる人なら1秒でも早く解決したいと思っているでしょう。翌日の営業時間まで待っている間にも恐ろしい取り立てがやってくるかもしれません。

時間が経つほど被害は大きくなる一方ですので、助けが欲しい時にすぐに相談に乗ってくれることが弁護士を選ぶ際の重要なポイントです。
インターネットで契約できる弁護士事務所ならなお良いでしょう。

もちろんヤミ金業者の手口に詳しいことも条件です。

最近のヤミ金業者は嫌がらせの手口に長けています。嫌がらせをすでに受けているのなら、迅速に止めるために的確な対策と対応が肝心です。

それには、豊富な実績がモノを言います。

また、時間が経ってから嫌がらせや仕返しを再開してくることに備えて、アフターフォローまでしてくれるかも押さえておきましょう。

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ヤミ金問題の依頼は弁護士or司法書士?司法書士でもいいの?

ヤミ金問題は弁護士・司法書士どちらにも依頼できます。

ただし、両者には業務範囲や訴訟額に違いがあるほか、報酬にも差があることが多いです。

両者のメリット・デメリットを心得たうえでヤミ金問題のプロに依頼しましょう。

弁護士には取扱業務の制限がないので、交渉代理から訴訟代理まですべて任せられます。

債権額や訴訟額がいくら高額でも対応できるところもポイントです。

相談料や着手金も含めると依頼費用が高額になることがあるのがデメリットに挙げられますが、最近は相談料や着手金を無料にするヤミ金問題専門の弁護士もいます。

司法書士は、2003年から一部で訴訟代理権が認められており、その範囲内で交渉事案も行えるようになっています。

ただし、司法書士が対応可能なのは債権額が140万円以下の場合に限られます。

債権がそれ以下であれば弁護士と業務内容において大きな違いはありません。費用は弁護士より安めに設定しているところが多いです。

このように、債権額が140万円以下であれば弁護士・司法書士の違いは大きくないのですが、大切なのは弁護士・司法書士の違いよりも、ヤミ金問題にどれだけ長けているかということです。

いくら有能な弁護士でもコストパフォーマンスの優れた司法書士でも、ヤミ金問題の実績が乏しいようでは頼りになりません。

資格よりも経験や実績を重視しましょう。

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闇金対応に強いDuelパートナー法律事務所の特徴、強み、評判は?

Duelパートナー法律事務所は東京都千代田区神田にある法律事務所です。

取扱い業務は離婚、相続、ネットトラブル、労働問題など多岐にわたりますが、中でも闇金トラブルの解決には定評があります。

個人で闇金に交渉するのは難しく、交渉した結果さらにひどい取り立てに遭って、周りもトラブルに巻き込むことになりかねません。

それで、Duelパートナー法律事務所のように闇金に強い法律事務所を通して解決するのが最善と言えるでしょう。

Duelパートナー法律事務所に闇金のトラブルで電話相談する場合は、最初の5分程度は無料です。もっと長く相談したい場合には面談を予約する必要があります。

面談での相談料は30分5,400円(税込み)ですが、受任した場合は相談料は無料になります。

着手金は54,000円(税込)~となっています。

別途報酬金もかかります。

ただ、受任した場合は着手金と報酬金を分割払いできるので負担を軽減できます。

解決までのスピードは平均で1~2週間ですが、即日解決するケースもあれば、逆に1ヶ月以上かかることもあります。

実際にDuelパートナー法律事務所に相談した方のコメントを見ると、相談の際に具体的な対応策だけでなく生活再建の方法についてもアドバイスしてもらえた、面談では厳しいことも言われたが率直にアドバイスしてもらえてよかった、遅い時間に電話したのに丁寧に対応してもらえたなどのコメントがあります。

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闇金問題解決専門のウイズユー司法書士事務所の特徴、強み、評判は?

ウイズユー司法書士事務所は大阪市北区東天満にある法律事務所です。

業務内容は債務整理、不動産登記、相続、遺言、未収金回収、建物明渡などです。

特徴は債務整理の中で違法業者整理を取り扱っている点です。

この業務では、闇金とは知らずにインターネット等で契約してしまい被害に遭っている人などのために解決に当たります。

全国対応で365日24時間、メール相談を受け付けています。

相談は無料です。

費用は1件当たり税別で50,000円です。

受任した場合は着手金と報酬共を分割払いにできます。

また、闇金被害特設サイトが設置されていて、依頼から解決までの流れや解決された事案について紹介されています。

また、「闇金レスキュー」という女性専用の相談窓口も設けられています。

こちらでは闇金問題を抱える女性が安心して相談できるように女性スタッフが対応します。

こちらも全国対応で365日24時間対応しています。

実際にウイズユー司法書士事務所で問題を解決した人からは、闇金からの取り立てに悩んでいたが相談したところ即日で解決できた、依頼に当たり発生するリスクや費用もきちんと説明してもらえた、夫に内緒で解決できる保証はないと言われたが結果的に夫には知られずに解決できたというコメントが寄せられています。

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闇金について更に詳しく見てみよう。

闇金融で働いている人たちの特徴

闇金融で働くような人は、ヤクザかチンピラ風のガラの悪い男たちばかりというイメージがありますが、最近ではそうとも限りません。

もちろん、いかにもというようなイカツイ風貌の社員もいますが、表面的には一般の人、もしくは優しそうな人という人も増えているようです。

また、男性だけでなく事務員として女性を雇っている闇金業者も少なくありません。

最近は「ソフト闇金」という言葉もあるように、対応がソフトで一見優しい人だと思わせるような闇金業者も増えています。

なぜなら、最初から恐い雰囲気を振りまいていたらお金を借りる人が近寄りがたいからです。また、借りた人が返済に困ったからといって、すぐに警察に駆け込まないようにするためとも考えられます。

ただし、最初の対応は丁寧でも、いったん返済が滞ったら取り立てのためには手段を択ばないのが闇金業者です。

最近でこそ暴力に訴えかける業者は少なくなってきましたが、その代わり精神的に追い詰めていく方法は容赦ありません。

借りた本人だけでなく、その家族や知り合いも含めて、徹底的な嫌がらせや恫喝を続けます。

泣いて許しを乞うても聞く耳持ちません。そもそも、良心の呵責を感じるような人には続けられる仕事ではありません。

結局、闇金融で長く勤められるような人は、被害者から金をむしり取ることだけを考える血も涙もない連中だということです。

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ヤミ金融対策法とは?

こんな取り立ては違法です

ヤミ金融対策法とは、正式には「貸金業規制法及び出資法の一部改正法」という法律です。

闇金による違法な営業と取り立てを取り締まるために2004年に施行されました。具体的な内容を見ていきましょう。

それまでと大きく変わったのが、貸金業に登録するための審査が強化されたことです。

パスポートや免許証などで本人確認を徹底し、暴力団関係者が登録できないようになりました。

また、登録手数料や登録免許税が引き上げられ、一定の資産がない者は登録できません。

さらに、広告の内容や勧誘の仕方に関して規制が厳しくなり、誇大広告や携帯番号のみの広告、誤解を招きやすい文言での勧誘などが禁じられています。

なお、無登録営業を行うと、5年以下の懲役、1000万円(法人の場合1億円)以下の罰金という罰則が適用されます。

違法な広告や勧誘は100万円以下の罰金です。

また、取り立て行為への規制も厳しくなり、午後9時以降、午前8時以前の正当な理由のない取り立ては違法になりました。

また、自宅以外の場所、たとえば勤務先などに、訪問や電話で取り立てる行為も違法です。

さらに、お金を借りた本人と連帯保証人以外への取り立て行為も禁止されました。

違法な取り立てを行うと、2年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金に処されます。

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ヤミ金犯罪の検挙状況は?

警視庁は「ヤミ金事犯の検挙状況」というヤミ金犯罪の検挙件数や検挙人員などのデータを公開しています。

それによると、「無登録・高金利事犯」という貸金業法に違反する無登録営業や出資法に違反する高金利などの検挙状況と、「ヤミ金融関連事犯」という貸金業と関連する詐欺、犯罪収益移転防止法違反、携帯電話不正利用防止法違反などの検挙状況がわかります。

ここ数年の検挙状況を見てわかるのが、無登録・高金利事犯の検挙件数はやや減少している一方で、ヤミ金融関連事犯の検挙件数は増加傾向にあることです。

合計すると増加しています。平成28年のヤミ金融事犯合計は検挙件数が528件、検挙人数が662人でした。

つまり、無登録営業を行う金融業者は減少しているが、ヤミ金の被害自体は減少していないということです。

実際、ヤミ金犯罪の被害に遭う人が減っているとも言い難いです。

年によって被害人員や被害額が減少したかと思うと、翌年には大幅に増加しているといった具合で、依然としてヤミ金問題は根深いようです。

また、このデータは実際に事件にまで発展した件数のみを表しており、ヤミ金の被害に遭っても泣き寝入りしている人も少なくないと考えられますから、今も検挙されずに営業を続けているヤミ金業者は多数存在すると思われます。

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ヤミ金業者の具体的な営業方法

ヤミ金はどうやって客を取っているの?官報やブラックリストからカモを見つけているって本当?

ヤミ金業者はブラックリストからカモを見つけてくるという噂がありますが、これは嘘です。

ブラックリストとは信用情報機関に金融事故が登録されることであり、この情報を照会できるのは正規に登録した貸金業者だけです。存在自体が違法のヤミ金業者がこの情報を利用できるはずありません。

ヤミ金業者がカモを見つけるのに昔からよく使っていたのは、パチンコやパチスロ店の近くにチラシをまいて負けが込んだ客を誘い込む「パチンコ金融」という手口です。

パチンコで負けて冷静さを失っている客をターゲットに、軍資金を融資するといって法外な金利でお金を貸し付けます。

最近のヤミ金業者は以前より狡猾になっており、チラシなどの広告ではなく、もっと足が付かない方法で個人情報を収集しています。

それが、官報に掲載された情報を利用する方法です。官報は紙媒体だけが存在するのではなく、一部はネットで閲覧が可能です。

ヤミ金業者はこれを利用してネットでカモを探しているのです。

自己破産や個人再生の手続きをすると官報に掲載されますから、手続きの後に怪しげなダイレクトメールが送られてきたら注意が必要です。

ただ、官報はほぼ毎日発行されている中身が膨大なもので、ネットで閲覧できるのは直近30日分のみですので、債務整理の経験があるからといって必ずヤミ金業者が寄ってくるという心配はありません。

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「最初は少額」の借り入れが最終的に莫大な借金になるメカニズム

ヤミ金でお金を借りると、最初は少額でも気が付けば莫大な借金を抱えることになります。

たとえば、数日後にお金が入る当てがあるので、法外な利子は承知のうえで、今必要な分だけ借りてすぐに返そうと考えたとします。

ところが、実際に返済日にお金を用意し、あとは返すだけという状態を作っていたとしても、全部は返済させてくれないのがヤミ金の手口なのです。

ヤミ金の目的は、取れるところからできるだけお金をむしり取ることです。

そのため、いつまでも完済できないように、利子だけは支払えても元金まで支払えないような手口を使います。

具体的には、返済日が来ても自分から返済を請求してきません。

これはわざと返済を遅らせて利息を上乗せしようとするからです。

まず、ヤミ金業者は返済のための口座を最初から教えてくれません。返済日にこちらから連絡しても、担当者の不在や回線の不通で連絡が取れないように細工しているので、延滞せざるを得ない状況に陥れられるのです。

次回の返済日も同様で、決して完済させてくれず、可能な限り延々と利息分だけ支払わされることになります。

たとえば、トサン(10日で3割)のヤミ金業者で10万円借りると、10日ごとに3万円を支払うということを破産するまで続けさせられるのです。

ですから、たとえ1万円程度の少額であっても、絶対にヤミ金から借りてはいけません。

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