借入利用した会社と借入金額
生活費が慢性的に足りないことから、借り入れを利用するようになっていきました。
最初に借り入れたのは大手消費者金融で50万円です。
年利が15%ほどあったことから、その後の破たんは目に見えていました。
さらに他の二社で100万円を借り入れましたが、根本的な赤字体質が改善しませんでした。
その後の借り入れは総量規制から大手の消費者金融では借りることができず、いわゆる街金を利用し、借金の総額は500万円にのぼりました。
月々の返済額と金利
月々の返済額は、消費者金融から借りた150万円に関しては金利が約15%、月々の返済額は5万円ほどです。
3年を目途に返済する予定でした。
街金二社からの借金については、元金350万円に対し年利29.2%でした。
この金利までなら業者は罪に問われないようです。
月々の返済は15万円ほどです。
しかしこの返済額では街金の借金は元本がなかなか減りませんでした。
合計で月々の返済は20万円以上になり、結果として手遅れになりますが、この時点でギャンブルはしなくなりました。
資金使途
借りた資金の使途は、結果として遊興費でした。
仕事でのストレスが多く、その捌け口がギャンブルに向かいました。
当然負けてばかりでしたが、当時のパチンコ・パチスロは射幸性が高く、一日で20万円以上稼ぐことも頻繁にありました。
せめて勝ったお金を置いておけば良かったのですが、飲み代や異性に貢ぐことで消えていきました。
今思えば、当時は精神がおかしくなっていたのではないかと思います。
専門家への依頼のきっかけ
年に100万円近くが街金への利払いに、20万円ほどが消費者金融への利払いに消えていくことを自覚していました。
生活が苦しいですし、一時的に肩代わりしてもらうあてもなく、途方にくれていました。
きっかけは知人の「もう破産するしかないのでは」という一言でした。
インターネットで債務整理の方法を調べ、民事再生を軸に弁護士の先生に依頼しようと決心しました。
弁護士や司法書士による債務整理の結果
民事再生の手続きが行われました。
調べた情報では手続きに時間がかかるようでしたが、初めての相談から3カ月くらいで債務が減免されました。
負債は120万円に減額され、3年間で返済することになりました。
これまでのことを思えば、帳消しになったようなものです。それ以降も融資を誘う連絡がありましたが、もうその必要はありませんでした。
借入をして良かったこと、後悔していること
借入をして良かったことは何もありません。
自分の計画性の無さへの後悔だけで、借金の本当の怖さは元本ではなく金利だと言うことを知りました。
数十万円であれば利息も大したことはないですが、数百万円になると金利の支払いで精一杯になり、元本を減らせなくなります。
このことで金融業者へほぼ永遠に終わらない支払いが続きます。
毎月きわどい生活になることから精神状態も悪化しますし、正直ろくなことがありません。
幸い、勤め先へは秘密裏に手続きを行いましたので、仕事には影響はありません。
しかしブラックリストに載りましたので、今後5年以上はカードを作ることができません。
これも自業自得だと思っています。