借入の概要(使用用途)
経営する飲食店の事業資金が不足した時に、運転資金として銀行系ビジネスローンの他、消費者金融からも複数の借り入れをしていた時期がありました。
半年ほどでしたが借金を返済するために借金をする自転車操業状態に陥った事もありました。
その後、経営の見直しと複数あったローンを一本化し、経営の立て直しに成功。借入金も全額返済し、正常な経営に戻す事が出来ました。
借入金額と金利、返済期間
借り入れ金額の総額は200万円。金利は15%。返済は2年の予定でした。
過払い金の金額
総額で約30万円でした。
過払い金請求をどうやって処理したか
借入金を全額返済しましたが、冷静になって計算をし直すと気になる所が出て来ました。
何度計算し直しても答えが合わず、もしかして…と思い、過払金に詳しい司法書士に調査を依頼ました。
調査の際に「いつから?どこから?いくら借りた?いくら返した?期間は?」と細かく借入金の整理をしていくと、予想通り過払金がある可能性が高くなってきました。
整理がついたところで正式に過払金請求の依頼をしました。
依頼から一ヶ月もしないうちに消費者金融との間に過払金があった事が確認され、和解と返金の手続きについて説明がありました。
裁判をすれば返金額が増える可能性もあったようですが、私にも落ち度があった事と、裁判をする時間の方が勿体無く感じ和解の方向で一任しました。
和解で話が進んだ事もあってか、2週間ほどで決着し過払金が戻ってきました。
過払金の中から司法書士への成功報酬と印紙代等を差し引き、過払金が返ってきました。
課税対象にはならないと聞いてはいましたが、念のため、税理士にも経理上の処理方法を確認し、この件の処理を全て終えました。
過払い金請求をして良かった点
お金が戻ってきた事が一番でした。
経営が苦しい時期は10円玉一枚でも貴重に感じられましたので、10万円を超える金額の重みは身に沁みてわかっています。
これだけまとまった金額があれば店内の備品を新調したり、従業員に還元する事で店の雰囲気を良くする事が出来ます。
そうすればサービスの質も良くなり、お客様にも喜んで頂けます。
また、この件を通して経営に関する色々な事を勉強できました。
経理処理の大切さや、今後、経営難に直面しそうになった場合の対処法、相談できる相手がいる事や、第三者に定期的にチェックしてもらう事の大切さなどです。
専門家に依頼せずに自分で過払金請求をしていたら、これほどスムーズにはいかなかったでしょう。
借入金と過払金の整理がついた事で余計な心配をする必要がなくなり、自分の仕事に専念できるようになりました。
今では司法書士の先生も定期的に店に来てくれるようになり、新しいお客様も獲得する事ができたのは怪我の功名でした。