40代の主婦です。融資の資金用途は主に生活費 | 借金体験談

40代の主婦です。融資の資金用途は主に生活費

借入利用した会社

大手クレジットカード会社。

借入れ額と金利

50万円で14.8%、返済期間はおよそ3年でした。担保や保証人は不要でした。

統括:借入してよかったこと、悪かったことなど。

40代の主婦です。融資の資金用途は主に生活費です。他には夫の車のローンの返済にも充当しました。利用のきっかけは夫の失業です。それから母の介護ですね。夫の会社が大きな赤字決済になり、大幅なリストラが行われ、夫もその中に該当しました。大手企業とは違い、地方に本社がある小さな会社でしたので、ボーナスも減額が続いていた上に月々の給与もそれ程余裕のない状況での失業でした。当然蓄えもあまり出来ないままでしたし、リストラと言っても解雇予告手当として給与の一ヶ月分に相当する額と、他には在籍中に積み立てていた財形貯蓄、そして僅かばかりの退職金で、数ヶ月も暮らせば消えてしまうようなものです。失業手当が4ヶ月程あったのがまだ救いでした。

もう、5年程前の話ですが、当時は倒産する企業も多く、実際は転職もかなりの困難を極めました。結局半年以上もの失業を余儀なくされ、私も以前の午前中だけのアルバイトから午後も4時間程ですが掛け持ちで仕事をしました。夫の失業保険が切れ、僅かな預金だけになった頃に、今度は私の母が脳梗塞で倒れてしまい、突然介護が必要になったんです。両親は実家で二人暮らし。父はもう何年も前から足を傷めており、自分のことがやっとの状態で、全て母が担っていたんです。兄弟は県外で暮らしており、実家の世話は私にのしかかってきました。

母は幸い、言葉は大丈夫で回復も早い方でしたが、自宅に戻ってからは歩行と右手に障害が残り、リハビリの毎日です。両親を引き取るまでには行かず、通いで実家のことをする毎日。介護ヘルパーの申請や打ち合わせ、細かい相談など、両親の世話自体は半分は他人に任せられると言っても、母がまだ他人が家に入るのを嫌がる上に、やはり何かトラブルが起こったり、金銭の問題が出てくれば家族の承諾が必要になるんですね。結局、せっかく増やした午後の仕事も週の半分は行けない状態になりました。

母の身の回りの物にも、実は結構出費がかさんだんです。年金は支給されていましたが、世帯を一緒にしているわけでもありませんし、いくら親のものでもそうそう使うわけにはいきませんよね?細かい出費は全て我が家にのしかかってきたんです。出て行くお金の方が圧倒的に増え、預金も少しずつ出ていくことが増えたのもあり、当面のことも考えて初めてキャッシングを利用することにしたんです。

当初はかなり迷いましたね。お金を借りるのは初めてで、実際は自分のクレジットカードにキャッシングが付帯していることも忘れていたんです。ある時ふと眺めていたカードの明細書で思い出し、利用することにしたんです。

インターネットで利用方法を調べてみると、毎月の引落しで利用している銀行口座に即日降り込まれるということでした。そんなに簡単に?と半信半疑でやってみたところ、本当にすぐに入金されていて、驚きました。本当に簡単なんです。ところで、50万円というのは私のカードに付帯していたキャッシング枠の限度額です。元々、結婚前は大手企業に勤務しており、年収もそれなりにあったものですから、カードの限度額自体は比較的高いものだったんです。キャッシングは利用するつもりはまったく無かったので、最低のもので付帯させていたんですが、利用する以前は何度かカードローンの契約やキャッシング枠の限度額の引き上げを勧める案内は来ていたんです。借金は嫌いでしたので、一切お断りしていましたが、この時にはちょっと後悔しましたね。お誘いがあった時にカードローンを作ったりもっと限度額を上げておくべきでした。でも、まずはいつでも自由に借りられる50万円があったのは本当に助かりました。

カード会社のキャッシングは、始めは20万円だけ借りることにしました。この20万円の自己返済を順調に続けながら僅かなアルバイトと両親の世話、そして自分の家のことと、大変な中、やっと夫の就職先が決まったんです。

ところが、やっと安堵したところで、母が無理をして再入院。夫は就職したばかりでお給料はまだまだ先の状態です。私の僅かなアルバイト料は食費や高熱でやっとの状態。もう、本当に困りましたね。その頃は長引く失業で夫の車のローンも遅れ勝ちになっており、流石に車が無くては困る為、やむなく30万円を借り、ローンの残金に充てました。

ここで、どうにかやっと悪い状況は落ち着きました。カードの返済は残りましたが、始めに借りた20万円はどうにか返せていましたし、夫の初給料までは大変でしたが、食事を節約したりしながら、どうにか乗り切りました。母の退院後は兄弟で話し合い、年金からデイサービスや訪問介護などの費用に充当してもらうように申請。介護の段階も少し進んでいたので、必要な介護用品の補助も出ます。ここでやっと、我が家も楽になれました。返済に無理が出ないように、必要な額に分けてその都度利用したのは良かったと思います。カードのキャッシングは当初は不要だと思っていましたが、付いていて本当に助かりました。現在は完済していますが、また何か困ったことがあったらと、キャッシング枠はそのままにしてあります。